料理人 岡本 祐吉
略歴
大仙の二代目料理人。
40年にわたって地域に密着したお店作りを続け、定食屋としてはもちろん、仕出しやお祝い事・ご法要などの用途で地域になくてはならないお店へと育て上げる。
今の大仙の基礎を磐石に固めた。
料理人 岡本大輔
略歴
地元に生まれ、地域とともに育つ。
高校進学と同時に広島市内へ。
卒業後、広島市内の有名な京料理の料亭で修行。
以後、板前として腕を磨く。
数年前、地元である芸北へ帰郷。大仙の若旦那として辣腕を振るいながら今に至る。
大仙と地域への想い
芸北について
私は生まれも育ちも芸北です。高校から広島市内に出て、以後ずっとあちらで過ごしてきましたが、若い頃は芸北に戻るつもりは全くありませんでした。
ある程度の経験と年齢を重ね、家族も増えていく中で少しずつ考え方や価値観が変わり、数年前に芸北に戻って大仙を継ぐ事に決めました。
芸北エリアは高齢化が進み、人口も少しずつ減っていますが、地元の人たちの手によってこの景観が守られ、また大仙も地元の人たちに支えられて今があります。
地域の人たちに寄り添い、感謝の気持ちを常に持って毎日を過ごしています。
料理について
板前時代は広島市内の有名な京料理のお店で修業をしていました。とにかく厳しくて、少しでも気を抜くと、怒声とともにモノが飛んでくるほど張り詰めた環境でしたが、おかげさまでとても貴重な知識と経験を蓄積する事ができました。
あの頃に学んだ事を大仙に持ち帰る事によって、普通は芸北では食べられないような変わった食材や面白い料理も提供できるようになり、地元の人たちにもとても喜んでもらっています。
もちろん地元の人たちだけではなく、遠方の人たちにも食べてもらいたいですし、地元の野菜・地域の食材を提供しながら『芸北に行けば何か美味いもんが食べられる』なんていう風に思っていただけるようになると嬉しいですね。
今後のビジョン
大仙は地元の人を大切にしているのはもちろんですが、広島市内や県外の人たちにも気軽に来て欲しいと思っています。夏は避暑地としても過ごしやすいですし、冬はウィンタースポーツの中心でもあります。エリア外の人たちににとって魅力的な情報をどんどん発信していけるよう、日々様々な企画を練っています。
芸北地域が観光客などのビジターをうまく取り込めていない部分もありますので、地域活動全体を含めて受け入れられる態勢作りを強化したいですし、そういった動きのハブとして活躍できるお店を目指したいですね。